西洋医学と鍼灸
鍼灸は東洋医学独特の治療法であったが、近年は西洋医学など
現代医学の考え方も取り入れる、より実践的で効果の高い治療が可能になっています。
進化する鍼灸療法
現在の鍼灸治療は、
診察や治療に現代医学的な考え方と東洋医学的な考え方を融合して行われます。
障害の部位や病態、
経過や予後(回復時期やその見込み)などをより正確に把握するためです。
最近では、パーキンソン病などの神経系疾患に鍼灸治療が有効とされ、
西洋医学の病院から、鍼灸治療院が紹介されるケースも多くなりました。
鍼灸の新しい分野
糖尿病や腎臓病、あるいはがんの外科的治療
を鍼灸のみで行うことは難しいですが、
治療に伴う痛みや不調を軽減するのに鍼灸が効果を上げています。
また、鍼灸などの東洋医学を人間ドックに導入し、未病の観点から病気を予防する試みも
広まっています。