病の予兆を自ら知り、自らそなえる
※このホームページで紹介している内容は、効果を保証するものではありません。また、効果には個人差がございます
気温・気圧の変化は、カラダの変化に影響します。
五木先生は、天気図をみて自らそなえるそうです。
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私は二十年ほど前まで、執拗な偏頭痛に悩まされていました。
月に二、三回、ひどいときには毎週偏頭痛におそわれます。
熱が出て吐き気におそわれ、鎮痛剤を飲んでも吐いてしまいます。
吐くものがなくなったら黄色い胃液が口からあふれてきますが、
痛みのために丸くなって頭をかかえ、ベッドでうめくだけです。
そんな状態に月に何度も見舞われるのですから、たまったものではありません。
この偏頭痛を治めたいために、全神経を集中して身体語に耳を傾けるようになりました。
そのおかげで、いろいろなことがわかってきたのです。
上まぶたがなんとなく重たい。
唾液がネバつく。
わけもなくイライラして周囲に当たり散らす。
手足がスムーズに動かずギクシャクして操り人形のようになる。
あるいははきなれた靴が妙にゆるく感じられたり、シャツの襟もとが窮屈に思えてくる。
手足が冷えるのに首筋や額は熱っぽい。
こういったことが、偏頭痛の五、六時間くらい前に、必ず起こることに気がついたのです。
このような兆候をほうっておくと、やがて頭の奥のほうに鈍い痛みを感じはじめてきます。
それが側頭部の血管の拍動に変わると、そこから偏頭痛までは、もうあっという間です。
しかし、偏頭痛がくる前に、体から決まった「信号」、
つまり身体語が発せられることがわかったのは、大きな進歩でした。
避けることはできなくても、そなえることができるからです。
たとえば風呂には入らない、アルコールはひかえる、睡眠をたっぷりとる、
無理な仕事をひかえて早めにスケジュール調整をする、などです。
ほかにも、中華料理など脂っこいものを食べない、
赤ワインは飲まないなど、私個人の体験的な対策をとります。
その根拠を医学的に説明することはできませんが、
自分の体験と直感は、理論的な証明より大事だと思います。
一般の人や理論的にどうであろうと、
自分にとってどうなのか、ということが問題なのです。
【養生の裏技!】
新聞の天気図は毎日見る。
低気圧が接近してくるときは、体調が低下することを予想して準備する。
しかし天気図だけを信用しない。情報より自分の体感のほうが、常に正しい。
自分の体調を感じられないようでは、健康も養生もない。
体調がわからないとは、自己を知らないことである。
体の発する「身体語」を学び、その声に謙虚に耳を傾け、体と対話すること。
なるだけ医者に頼らず生きるために
私が実践している100の習慣・・・五木寛之 (著)より
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